手相アプリを比べるとき、評価や星の数より先に見たほうがいい仕様が4つあります。課金する前に検出結果を見せてくれるか、料金が買い切りか継続課金か、読み取った線を自分で直せるか、そして写真をどう扱うと書いてあるか。この4つはストアページと無料の範囲だけで確認できるので、入れてから後悔する前に判別できます。
この記事はランキングではありません。私たち自身が手相アプリを作っている側なので、他社のアプリを「良い・悪い」で並べるには、全部を実際に課金して中身を確かめる必要があります。それをやっていない状態で順位を付けるのは、他社について事実でないことを書くのと同じです。
代わりに、誰でも自分で確認できる判断材料を出します。下の4つは、私たちが自分の製品を設計するときに基準にしたものでもあります。そこは隠さずに書いておきます。
これがいちばん差が出るところです。手相アプリには大きく二つの作りがあります。写真を撮った直後に「あなたの運勢が判明しました」と伏せた状態で課金画面を出すもの。もうひとつは、何本の線がどこに見つかったかを先に表示して、それから鑑定に進むかを選ばせるものです。
前者は、中身がゼロでも同じ画面が作れます。手のひらの写真を一切見ずに一般的な文章を返しても、ユーザーには区別が付きません。検出結果を先に見せる作りは、少なくとも「この写真を実際に処理した」という証拠を先に出しています。
確認方法は簡単で、無料の範囲でどこまで進むかを見るだけです。線の位置や本数が出ないまま課金画面に着いたら、その製品はそういう設計だということです。
この分野の多くは「無料」と表示されていますが、実際には無料で始めて、鑑定の本文にアプリ内課金が必要な形です。そこまではふつうのことです。問題は、その課金が一回きりなのか、毎週または毎月続くのかで、ストアページの表示だけでは見分けにくいことがあります。
iPhone なら、App Store のアプリページを下にたどると「App内課金」の項目名と価格が並んでいます。ここに「週間」「月額」「年間」といった語が入っていれば継続課金です。手相を見るのは年に何度かという使い方なら、継続課金は使っていない期間の分も払うことになります。詳しくは料金の仕組みのページにまとめました。
自動検出は必ず外します。影が濃ければ感情線と知能線がつながって見えますし、運命線がある手でも角度によっては写りません。だから、検出結果を人が直せるかどうかは精度そのものより重要です。
直せる作りなら、外れた線を実際に見えている位置へ動かせて、はっきりしない線には印を付けられます。直せない作りだと、外れた検出をそのまま前提にした鑑定文が出てきます。読んでいて違和感があっても、どこで狂ったのかを本人が特定できません。
関連して、読み取れなかったときに読み取れなかったと言うかも見ておく価値があります。どんな写真を送っても必ず何か返ってくるアプリは、判定していない可能性があります。
手のひらの写真は、顔写真ほどではないにせよ身体の画像です。プライバシーポリシーに「適切に管理します」としか書いていない場合、それは何も約束していないのと同じです。読むべきなのは具体的な期間と用途です。
PalmMuse の場合は写真の行き先のページに書いた通りで、元の写真は解析から24時間以内に削除し、本人確認には使わず、生体認証用のテンプレートも作りません。
ストアの評価は、その製品が自分に合うかをあまり教えてくれません。手相アプリのレビュー欄は「当たっていた」「当たらなかった」で埋まりますが、それは占いの体験談であって、写真をどう処理したかの記録ではありません。上の4つは、レビューを読まなくても自分で確かめられます。
無料であること自体は問題ではありません。見るべきなのは、無料の範囲で何が確認できるかです。写真を処理した証拠、たとえば検出された線の位置や本数が無料で見られるなら、無料でも十分に判断材料になります。
書いてあるかどうかは判断材料になりません。処理の中身は外から見えないので、確認できるのは出力のほうです。線の位置が自分の手と合っているか、合っていないときに直せるか、そこで見てください。
聞きたいことによります。その場で質問を重ねたい、話しながら整理したいなら人に見てもらうほうが向いています。占い師とアプリの使い分けで分けて書きました。
満たすように作りました。検出結果は課金前に全部表示し、料金は買い切りで、線は指で修正でき、写真の保存期間はプライバシーポリシーに数字で書いてあります。だからこの4つを選んだ、という順序であることは正直に書いておきます。