スマホのカメラが手相について取れる情報は、しわの位置、長さ、曲がり方、そして手の輪郭です。取れないのは、しわの深さ、微妙な色味、手触り、温度。手相の伝統的な読み方には深さや色を見るものもあるので、写真だけで見られる範囲はもともと限られています。その範囲を明示しないまま結果を出すのが、この分野でいちばん起きやすい誤魔化しです。
カメラが記録するのは、平面上の明暗の分布です。手相のしわは周囲より暗く写るので、その明暗の連なりを追うと線の経路が出ます。ここから取れるのは次の情報です。
この範囲は、手相の四本の主要な線を扱うには足ります。PalmMuse が検出している四本も、この情報から出しています。
一方、次の情報は通常のカメラ画像には入っていません。
深さや色を重く見る流派の読み方は、写真だけでは再現できません。これはアプリの精度の問題ではなく、入力に情報が入っていないという話です。
検出された線には一本ずつ確度の数字が付きます。この数字が表すのは、その写真でしわがどれだけはっきり追えたかです。手の持ち主の性質や運勢について何かを言っているわけではありませんし、数字が低いからといって線の意味が変わることもありません。
運命線がはっきりしない手は珍しくありませんし、はっきりある手でも角度によっては写りません。しわを特定できなかったときは、その線を「見つかりません」として扱い、検出本数には数えません。破線の候補として表示するので、見えているなら指で正しい位置へ動かせます。
写真を送る前に、iPhone の中で三項目を測ります。明るさが暗すぎず明るすぎない範囲にあるか、ぶれていないか、手が画面に対して十分な大きさで写っているか。ここで弾かれるのは「しわが解像しないほど条件が悪い写真」だけで、枠にぴったり合わせる必要はありません。手の姿勢が検出できなかった場合も、そのまま送れます。
実際の可否はこちらで判断します。写っているものが人の手のひら側だとはっきり判断できない場合と、主要なしわか手の輪郭が確実に判断できない場合は、推測して返すのではなく読み取れなかったと表示します。撮り直しは何度でも無料で、失敗した撮影に料金は発生しません。
条件の整え方は写真の撮り方のページにまとめました。
写真を送って人が読むオンライン鑑定も、入力は同じ一枚の写真です。つまり深さや質感が写らないという制約は、人が読む場合でも変わりません。違うのは、返ってくるものが対話に近いか文章かという点と、返答までの時間です。
対面であれば、読み手は手を直接見て、必要なら角度を変えられます。この差は写真では埋まりません。人に見てもらう場合との使い分けは占い師とアプリの使い分けに書きました。
端末の世代よりも、撮影条件のほうがはるかに効きます。明るさとぶれと手の大きさが足りていれば、数世代前の端末でも問題ありません。
おすすめしません。背景をぼかす処理や美肌加工は、手のひらのしわのコントラストにも影響します。通常の撮影モードで撮ってください。
写真の色はホワイトバランスと照明に左右されるため、色を根拠にした判定はしていません。PalmMuse は自己理解と娯楽のためのもので、医療の助言に代わるものではありません。
現在 PalmMuse は iPhone 向けのみです。ここに書いたカメラの制約自体は、端末を問わず共通します。